荒牧 悠
“こう(する+なる)”
– phenomenal #02
2022.4.17 – 5.8
平日 13:00-19:00(月曜休館)
土日祝日 11:00-19:00
入場無料・事前予約制
nomena gallery Asakusaでは2022年8月26日(金)より、荒牧 悠による個展「荒牧 悠 “こう(する+なる)” ― phenomenal #02」を開催します。
展覧会タイトルの「こう(する+なる)」は「こうするとこうなる」と読みますが、これは荒牧自身の手が素材に加わることで、その構造や振る舞いが変化するという、彼女の作品制作の姿勢を表しています。あらかじめ形状や動作などの完成形を設定してから作り出すのではなく、あくまで素材と関わるなかで、その素材だから生まれる形や「そのものらしさ」を見つけ出していくプロセスは、荒牧の制作の根底にあるものです。
本展に並ぶのは、荒牧のこれまでの関心に基づいた作品群です。ホームセンターに並ぶ接着剤のブリスターパックの陳列方法、空を見上げたときに視界に入る電線の束、あるいは平面化された立体と立体化された平面の関係性など、荒牧が「いま気になるさまざまなこと」の面白さや魅力、気になる理由を、彼女自身が改めて理解しようとするプロセスのなかで生まれました。
身の回りにある何気ない状況の再解釈や、素材と関わるなかで見つけた独自の振る舞いを、手で確かめながら咀嚼し、荒牧自身や第三者が見る対象のものとして改めて提示することで、個人的な興味関心を、周囲と共有する体験へと変えています。
本展は、nomenaの「phenomenal」シリーズの第二回となります。nomenaが制作に関わることで、あらたな振る舞いを得た作品も展示予定です。ぜひ会場でご覧いただければ幸いです。
基本情報
制作統括
- 武井祥平
- 藤井樹里
デザイン
- 竹山遼
- 髙田ふみ
- 木藤遼太

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